レチューザとは何か?おしゃれなドイツ製観葉植物鉢の特徴と魅力
レチューザは、おしゃれで機能的な観葉植物鉢として多くの人に支持されています。
この記事では、レチューザの歴史や製品ラインナップ、デザイン性や素材の特徴などを詳しく解説します。
この記事を読むことで、レチューザの魅力を深く理解し、あなたのライフスタイルに最適な観葉植物鉢選びに役立てることができます。
日本総輸入元の弊社だからこそ知るレチューザ誕生秘話
LECHUZA(レチューザ)は2000年にドイツで誕生しました。このブランドは、プラスチック製玩具で知られるプレイモービルによって設立され、デザイン性と機能性を兼ね備えた底面灌水(かんすい)プランターとして世界中で愛用されています。
弊社の初代代表から面白いエピソードを聞いたのでご紹介します。
じつは、PLAYMOBIL社のオーナー、ホルスト・ブラッドスタッテンさんの趣味は家庭園芸。自宅にも、別荘にもたくさんの鉢植えを所有していて、忙しいビジネスの合間に、水をやるのが何よりの楽しみでした。ところが、忙しすぎて水をやれなかったり、つい可愛がりすぎて水をやりすぎたり…。しょっちゅう植物を枯らしてしまっていたそうです。
そこでホルストさんは「絶対に植物を枯らす失敗の少ない鉢を自分で作ろう!」と一念発起。2年間、あらゆる研究を重ね自分で植物園まで開設してしまうほど、プランターの開発に打ち込みました。
世界で愛されるプランターレチューザ<LECHUZA>はこのようにして生まれたのですね。
PLAYMOBILの玩具を見ればよく分かりますが、徹底的に細部までこだわったデザイン・品質、そしてプラスチックの成型技術が非常に高いのが特徴。
その技術は、レチューザの成型にも大いに役立っており、植木鉢には珍しい細かなパーツを組み立てる構造や丈夫で精巧な造りはこのようバックグラウンドがあったからなのですね。
そうして誕生したレチューザは、洗練されたデザインと植物が良く育つ評判が瞬く間に注目を集め、幅広いファンを獲得しました。特に忙しいオフィスや店舗、空港など多くの公共の場所で利用されるようになりました。
弊社では2002年から日本総輸入元として、レチューザを輸入販売。それまで日本では誤解の多かった底面灌水(底面給水)鉢を払拭すべく、プロモーション販売してまいりました。今では、全国のホテルや大型店舗、オフィスなど多くの公共施設をはじめ、個人のユーザー様まで幅広くお使いいただいています。
レチューザの製品ラインナップ
レチューザの製品ラインナップは多岐にわたり、さまざまなスタイルや用途に対応しています。大きくわけると以下の2種類にわけられます。
製品カテゴリ | 特徴 |
プレミアム シリーズ | 鉢に塗装が施されており高級感があります |
エコノミー シリーズ | 鉢の素材に着色された仕様で屋外での使用に適しています |
また、レチューザはシリーズごとに異なるデザイン、サイズやカラー展開を用意しており、ユーザーの多様なニーズに対応しています。ヨーロッパのトレンドを取り入れ毎年新製品や最新のデザインやカラーを発表しています。
レチューザの特徴
機能性と利便性
レチューザの鉢の最大の特徴は、水を鉢底に溜められる底面灌水システムを実装したプランターだという点。システムといっても、なにか機械を搭載しているわけではなく、実用性にも優れたしくみ(構造)と水と空気を土に取り入れるための働きをするレチューザPONが鉢とセットで販売されています。
鉢には水が貯められる構造になっており、鉢底の水は付属のレチューザPONを介して土中に水分を運びます。その際、空気も一緒に取り込むことで植物の根腐れを防ぎます。
また、付属の水位計が鉢底の水を可視化。水やりのタイミングがわかりやすく、それも水のやり過ぎを防いでいます。
鉢の種類によっては、外鉢と内鉢が分かれている二重構造になっており、その取扱いやすさも高く評価されています。
デザイン性の高さ
レチューザプランターは、洗練されたデザインが特徴です。インテリアにもマッチするシンプルかつエレガントなスタイルは、多くのユーザーから支持されています。また、多様なカラーバリエーションが揃っており、部屋の雰囲気や植物の種類に合わせて選ぶことができます。
室内用プランターから屋外用プランター、簡単に吊り下げることが可能なハンギングプランターなど、幅広いデザインラインナップが揃っているため、個々のライフスタイルにぴったりの植木鉢を見つけることが可能です。
レチューザの鉢は、ポリエチレン樹脂で作られています。耐候耐久性に優れた樹脂を使い、長期間の使用にも耐えられる品質を保ち、また近年では環境に配慮したリサイクルプラスチックの採用にも力をいれています。
おしゃれな観葉植物鉢としてのレチューザ
人気のデザインモデル
レチューザは、多様なデザインモデルを展開しており、どんなインテリアにも調和するシンプルなデザインの観葉植物鉢が揃っています。プレミアムシリーズは高級感のある塗装仕上げが特徴で、車の塗装と同じ技術で仕上げられています。また、ヨーロッパらしいカラーバリエーションもアクセントとなり、部屋に明るさと活気をもたらします。
インテリアとの調和
レチューザプランターは、幅広いインテリアスタイルに対応できるよう設計されています。北欧風インテリアから和モダン空間まで、しっくり馴染むシンプルなデザインと樹脂製とは思えない品格ある仕上げが特徴です。
ユーザーの声
レチューザの観葉植物鉢は、ユーザーから高い評価を受けています。実際に使用している方々の声をいくつかご紹介します。
ユーザー名 | コメント |
Jさん | この夏は4週間ほど留守にしていて、帰ってきたら一部室外植物が熱すぎて枯れてしまったが、室内全植物がレチューザのおかげで助かった。今後は引き続きちょっとずつ全部レチューザに変更予定です。 |
Mさん | 普通の鉢植えだと夏の暑さにすぐ水が切れてしまいますが、レチューザなら安心できます。 レチューザに植え替えるとみんなイキイキするので植欲が止まりませんね。 |
Iさん | 小型のレチューザはマックスキュービとミニキュービを使用していますが、いずれも内鉢が透明のため、根の状態を観察できて便利です。元々、鉢皿が不要なプランターということで使用し始めたレチューザですが、水管理のしやすさや植物にとっての良好な環境ということで気に入っています。 |
これらの声からも分かるように、レチューザの観葉植物鉢はデザイン性だけでなく、実用性や耐久性にも優れており、多くのユーザーに支持されています。
レチューザの選び方と活用方
選ぶ際のポイント
レチューザを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
- サイズと容量:設置予定のスペースや育てる観葉植物のサイズに応じて、適切なサイズを選びましょう。レチューザは、鉢底に水を溜めるスペースが必要です。
その分、通常の植木鉢よりも一回り大き目サイズを選びましょう。。
- 素材:レチューザはポリプロピレン製です。耐久性や軽量性に優れた素材です。
- デザイン:卓上に飾る小さなサイズから、スタンダートなラウンド型、背高タイプ、ハンギングに特化しているタイプなど、自分の使用用途に合わせて豊富なデザインが揃っています。
- 底面灌水システム:底面灌水(ていめんかんすい)、底面給水(ていめんきゅうすい)と表記することもあります。植物の水やりを葉っぱや花の咲いている表土からあげるのではなく、底面から土に水をしみ込ませて根から水やりをする栽培方法のことです。日本では球根に水がかかるのを嫌うシクラメンの栽培法として底面給水が広く知られています。
他メーカーからも底面給水専用鉢が多数販売されています。一般的に受け皿に水を溜めて不織布を介して給水させるタイプが多いようです。
しかしこの方法でも、受け皿に絶えず水を入れすぎて根腐れさせてしまったり、水やりのタイミングわかりにくかったり…あまりいい噂を聞かないけど…という声もよく聞きます。
レチューザ<LECHUZA>は、この底面灌水(底面給水)機能に+αの工夫を用いたデザインプランターです。
水位計で水やりのタイミングをお知らせし、付属しているレチューザPONの働きで土中に水と空気を届けます。
設置場所の提案
レチューザは多様な設置場所に適していますが、以下におすすめの設置場所をご紹介します。
- オフィスや店舗:デスクや窓辺、共用部など、仕事の合間にリフレッシュできる環境を提供します。底面灌水システムにより管理の軽減ができることもレチューザプランターをおすすめする理由です。
- リビング:家で多くの時間を過ごすリビングにレチューザでシンボルツリーを飾るのもおすすめです。水受け皿のいらないレチューザは室内で
- バルコニー:屋外でのグリーンライフを楽しむためにも適しています。耐候性に優れたエコノミーシリーズの中からモデルを選ぶと安心です。
- 寝室:静かで落ち着いた空間に配置することで、快適な睡眠環境をサポートします。
- エントランス:訪れる人を迎える華やかなアイコンとしての植栽としてもレチューザプランターは最適です。
メンテナンス方法
レチューザを長く美しく保つためのメンテナンス方法をご紹介します。
水やり
付属の水位計で水やりのタイミングが可視化されます。植物が枯れる一番多い理由は、水のやり過ぎによる根腐れです。水位計を見て、水が少なくなっても、土の中はまだ湿っています。ドライ期間をしっかりとることが、植物を元気に育てるコツです。このドライ期間をわかりやすくするのが、レチューザの水位計です。
清掃とケア
レチューザプレミアムシリーズは塗装が施されています。鉢の外側は定期的に乾拭きすると、塗装が美しく持続します。
植物の管理
枯れた葉や不要な枝は取り除き、植物の形を整えます。成長に応じて適切な剪定を行いましょう。
肥料の補給
付属のレチューザPONには、緩効性肥料が含まれていますが必要に応じて液体肥料を薄めに希釈して使用してください。
底面灌水システムにより、鉢底から水が流れ出るロスのないレチューザでは、過剰な肥料は逆効果になるため、使用量(希釈率)に注意してください。
病害虫対策
定期的に植物や鉢の状態を確認し、病害虫の兆候が見られた場合は早めに対策を講じましょう。自然由来の防虫剤を使用するのも効果的です。
季節ごとのケア
季節の変化に応じて、植物の管理方法を調整します。冬場は室内の暖房による乾燥に注意し、夏場は直射日光を避ける配置を心掛けましょう。
レチューザの購入方法と価格
購入できる場所
レチューザは、主にオンラインショップで購入できます。実店舗での取扱いも何か所かありますが、在庫の種類も少ないのが現状です。ネットショップでの購入をおすすめしております。
- 輸入元直営オンラインストア: プランタープロショップ
レチューザ輸入元である有限会社松尾貿易商会が運営する直営のネットショップです。レチューザの取扱い種類も製品に対する知識も日本一です。
レチューザに対する疑問やご質問にも丁寧に対応いたします。
お気軽にご質問ください。
ネットショップでの購入は、サイズ選びなど不安な点も多いと思います。基本的にご購入品の返品交換は不可となっておりますので、ご購入前にお気軽にご相談ください。
お問合せはコチラからどうぞ→ shopmaster@planter-proshop.com
購入時の注意点
レチューザを購入する際には、以下のポイントに注意することで、より満足度の高い選択が可能です。
- サイズ選び: 通常の植木鉢と違い、レチューザは鉢の内部に水を溜めるスペースがあります。植えたい植物の鉢のサイズよりも一回り大きいサイズを選ぶ必要があります。
- 素材の確認: プレミアムシリーズとエコノミーシリーズでは表面の仕上がり手法が違います。プレミアムシリーズは塗装が施されているため。屋外でのご使用はおすすめしていません。また、テーブルサイズのレチューザはオーバーフローのための底穴が開いていないため、屋外での使用はできません。お使いの用途での商品選びの困ったらお気軽にご相談ください。
- デザインの統一: インテリアとの調和を考え、各シリーズ、様々なサイズやデザインのシリーズが展開されています。部屋の雰囲気に合ったデザインを選ぶことで、空間全体が引き立ちます。
おわりに
近年、地球温暖化に伴い日本の気候も変わってきています。特に年々過酷になる猛暑の期間は、鉢植え植物たちにも厳しい季節となりました。
レチューザはおしゃれな観葉植物鉢としてだけでなく、底面灌水システムとしての機能も高く評価されています。特にこの過酷な夏をレチューザで無事に乗り越えられたという事例をお客様の声をたくさんいただいております。
多くの魅力を備えた多彩な製品ラインナップ、現代のインテリアニーズにマッチしたデザイン性の高さが特徴です。高品質な技術で、耐久性にも優れているため、長期間美しく使用することが可能です。そういった点でも、エコな商品とも言えます。
総括すると、レチューザはデザイン性、品質、機能性を兼ね備えた観葉植物鉢として、幅広いニーズに応える優れたプランターです。これからも私たちの生活に密着した新しいデザインや機能が追加されることで、さらに多くの人々に長く愛されるブランドとなることが期待されます。