Vol.12 一寸の植物にも五分の魂はあるの?

GreenJam店主プランツドクター中山の気ままにコラム

みなさんは植物を枯らしたら死んでしまってかわいそう、と思われたりしますでしょうか?
僕は商売柄たくさんの植物を管理しているのですが、やはり多くの植物を管理していると枯れてしまうものが出てきます。

インテリア観葉
趣味でも多肉植物やエアプランツなどを育てていますが、今までに何株枯らしたか数えられないくらい枯らしています。
それでも、買ったものが枯れたので勿体ないとか損したな~という気持ちは湧くのですが、死んでしまってかわいそうだということは思ったことが無いんですね。

動物と違って植物は簡単にクローンで増えます(多肉植物でいうところの葉挿しや株分け、挿し木なども)し、切り花だって花を切ったって本体の株は生きていますから切り花が萎れて枯れたって全然かわいそうとは思わないんですよね・・。
感性は人それぞれで違うのですが、商売柄たくさんの植物を枯らしてその経験をお伝えする仕事をしていますので冷めてしまっているのかもしれませんが・・。

とある花苗の育種をされている生産者さんが言っていましたが、花を生産するだけでなく、品種改良して選抜していく過程であぶれた品種を捨てるのも生産者の仕事、とおっしゃられてました。
花が、植物が好きだから、というのはみなさん同じ思いだと思うのですが、生産者さんや我々のような小売りで商売として植物を扱っていくとある程度割り切って植物と接するようになってしまうのかもしれません。

もし、お花や植物を枯らしてかわいそう、という方がいらっしゃいましたら、その感性は大事にしていただきたいのですが必要以上に落ち込まれないようにしてください。
園芸は枯らしてみないと上達しませんから、その経験はきっと次のお花の管理に役立つと思います。
観葉植物などで分からないことがあればご遠慮なく聞いてください。
皆さんの代わりにいろいろなパターンで植物を枯らしてきてますから。
世に流通しているものの八割くらいの品種を枯らしたことがあるので、完全に植物が枯れる前にご相談くださいね。

植物に対する疑問質問がございましたら、当店にお気軽にお問い合わせください。スタッフがわかることであれば、その場でお答えします。難しいことは、このコーナーをご担当いただいているプランツドクター中山さんに回答いただくこともできます!質問はメールにてどうぞ!
shopmaster@planter-proshop.com

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■GREEN JAM  埼玉県越谷市花田4-9-18  HP

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