Vol.34 園芸にお金は不要というお話

GreenJam店主プランツドクター中山の気ままにコラム
世の中、コロナウィルスで本当に大変なことになっておりますね。

私は個人事業主という奴なんですが、こういう世の中ですといつ収入が絶たれて路頭に迷ってしまうかと不安でびくびくしている毎日な訳です・・。
日本だけでなく世界中がこれから未曽有の大混乱・大不況にさらされてしまうのではないかと恐れおののいています・・。

そうなると観葉植物などといういわゆる生活必需品でないぜいたく品は真っ先に自粛の対象になるんではないか・・と心配されることも多々あるのですが・・。
その点に関しては自信をもって植物は心の栄養、必需品です!と言い切れるのでまだまだ大丈夫!だと思っております。

確かに余裕がないとそういったものにお金を遣ったりするのに戸惑ってしまいますよね。
お気持ちはわかります。
しかし!世の中には食べるものよりも趣味!という方が多くおられますので、その方たちにとっては生活必需品なんですよ。
そしてそういった方々は得てして幸福度が高いような気がします。
自己満足といったらそれまでですが、何かご自分が本気で打ち込める趣味があると、人生何事も前向きにとらえられる活力になっていくんではないかと。

キッチンで野菜園芸

使えるお金が限られているのにいきなり何万も植物を買うというのは確かに一般の方の感覚では厳しいものがあると思います。
しかし、べつに植物を育てるのに園芸店やお花屋に行って買うということが必須では無いんです。
例えば食べ終わったニンジンのヘタ、パイナップルのヘタなど生ごみで捨ててしまうような部分。こちらを栽培して育てることも立派な園芸です。

私も昔、ふと思い立って芽が出てしまったジャガイモを鉢に植えて家庭菜園をしていたことがあります。
結果的に小さなジャガイモをいくつか収穫し、それを母にふかし芋にしてもらって食べたのが最古の園芸の記憶です。(小学生低学年くらいだったと思います)

ホームセンターなどになる野菜の種を買って撒くのも立派な園芸です。
最初は育てた結果、収穫して食べれるという農業的園芸をしていくのも楽しいと思います。
ご自分が育てたものを収穫して食べるという体験は、休校中のお子さまとのコミュニケーションツールとしてもよろしかと。せっかくこうして家にいる時間が長くなったのですから少しでも時間を有効利用しないと勿体ないですよね。

そして私の考える究極の園芸は・・雑草園芸です!
庭やそのへんの土を採取して適当な容器に入れて待つだけ!
すると季節の雑草がニョキニョキと生えてきます!!
何が生えてくるかわからないというオモシロさと雑草故に非常に強健。かつ観察することで自然に興味も持てるという。万が一枯らしても雑草だから、という安心かもあり!?

このようにお金を使わなくても植物を育てたり愛でたり出来ます。
お金を出して植物を買うのはこれらで慣れて、さらに植物を育てたいと思ってからでもいいのでは?

こんな時代だからこそ、そんな風に思います。まずは育てる楽しみ・喜びを体感することが大切です。
ぜひお試しください!

レアなものも揃うこだわりの観葉植物専門店
■GREEN JAM  埼玉県越谷市花田4-9-18  HP

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