Vol.38 気を付けて!植物収集の果てに・・

GreenJam店主プランツドクター中山の気ままにコラム

年々夏が凶悪なくらいに暑くなって来ていますね。

お店では戸外で多肉植物を管理しているので暑さが苦手は多肉たちは毎年のように被害が出てしまっております。またエアプランツなども暑さが苦手なものが多く、水やりのために外に出しておいただけで蒸れて腐ってしまったりなんてこともあり、夏の植物管理の難易度が年々上昇している気がします・・・。

私は趣味ではなく、仕事として植物を扱っています。
お客様にはその植物が一番良い状態で手にとっていただけるように気配って維持・管理しておりますが、最近の天候・気温の乱高下にほとほと翻弄されています。夏になるたびに気が滅入ってしまいます・・。

観葉植物は室内で冷房をかけていれば比較的ラクに夏の管理が出来るのですが、多肉植物を室内管理すると間延びしてコンディションが悪くなってしまうので意地でも戸外管理しています。

しかしながら日々のお手入れにこうまで手間がかかると商売として支障をきたしてしまうのも事実で、「これはお店の栽培環境から見直していくしかないかな…」という結論に至ったわけです。

このような問題は一般の植物を楽しまれている方にも起こりうることです。1鉢2鉢ならそうそう難しいことはないと思いますが、園芸にハマり沼につかってしまった方だと、ベランダは植物で埋まり部屋にも置くところがない…、なんてお話もよく聞きます。
そうなると興味を失ったものから管理が行き届かなくなり、植物は枯れていってしまいます。
こんな状況はある意味末期症状とも言えるのですが…。(私の体験談です)

そんな事態を避けるためにも、好きな植物を集めるということは非常に結構なことなのですが、ご自分で管理できる環境を整えながら数を増やしていく、ということを心がけていただくとよろしいかと思います。

「植物を栽培する」から「収集する」に変化してしまうとある時キャパオーバーして大変なことになります。

特にこれからの季節、台風や冬季の間など戸外管理のものを室内に取り込むときが大変です。ご家族の理解を得られているのならばまだ安心ですけどもそうでない場合は・・・。

お店としては、たくさん買ってくださるお客様は本当にありがたいのですけども、出来れば末永く植物と共にあって欲しいのでご自分の扱える量を考えながら収集していただけると嬉しいです!

最終的にはお庭や土地を借りて温室を建てる!
それが園芸家の最大の目標にして夢ですよね。

私も事業が安定して植物を触る時間が増えたら自分の趣味の温室が欲しいと思っています。
いやぁ夢が広がりますね!

レアなものも揃うこだわりの観葉植物専門店
■GREEN JAM  埼玉県越谷市花田4-9-18  HP

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